今回は趣向を変えて旅行先のアクティビティで気になっていたけど、結局体験しなかったことについて、決めた理由や帰国してから後悔していないかといった観点でご紹介したいと思います。
まずは、世界中の旅行者を魅了するトルコ・カッパドキアの気球ツアー。
朝日に染まる奇岩群を上から眺める体験は「一生に一度はやりたい」とよく言われますが……正直、私は見送りました。
理由はシンプル、高所恐怖症気味なのと、ときどき発生する事故が怖いからです。
【概要】カッパドキアの気球ツアーとは?

SNSを見ている限り、上空から奇岩群と谷を一望する光景は、確かにSNS映え抜群。私もホテルの屋上から朝焼けに浮かぶ無数の気球を眺めましたが、それだけでもすごいな~と感動しました。
カッパドキアでは気球以外にも、いろんなツアープランがあるようです。
Klook.com気球ツアーって事故らないの?怖くね?と思って調べてみた
朝の状況を見るかぎり、カッパドキアの気球は毎日、数十機以上が飛び立ちます。そのぶん運行実績の多さに比例して、過去には事故もちらほら起きているようです。
直近の事故例
Euronewsによると、2022年10月に着陸に失敗してスペイン人観光客2名が死亡、3名が負傷というニュースがありました。
さらに直近では、2025年に入ってからも操縦士が死亡、インドネシア人観光客19名が負傷という悲惨な事故が起きたこともAP通信で報道されています。
事故の多くは、強風による着陸時の事故のようです。実際、風が強い日はツアー自体がキャンセルになることも珍しくありません。
事故の発生率は?
カッパドキアの気球事故について言及された論文から数値的な部分を確認してみました。
トルコ・カッパドキア地方において、2013年8月〜2017年7月の期間に年間のべ1,415,943人、81,112飛行時間の中で、12件の事故(うち死亡3件、重傷者33名)が発生していたようです。
事故率は飛行1万時間あたり約14.8件、死亡率は100,000時間あたり約3.7人という分析があり、飛行機や車の事故と比べても極端に危険というわけではありません。むしろ低い部類です。
高所恐怖症にはハードルが高い?
気球のカゴは腰くらいの高さ。高所恐怖症気味の人にはかなりスリリングな感じです。
考えるまでもなく気球は無理だなと判断して、妻にも乗りたくないと懇願して、どうにか乗らずに済みました。
結局、乗らなくても後悔してない

結局気球には乗らなかったわけですが、その分カッパドキアを昼間も夜間も満喫しました!
・ホテルのテラスから、朝日を浴びる気球の大群を眺め
・昼間のグリーンツアーで地上から奇岩群を堪能し
・夜のめっちゃ綺麗なギョレメの街の景色!
……こうして振り返っても、「気球に乗らなかったから台無し!」とはまったく思っていません。
まとめ
- カッパドキアの気球は確かに壮大で人気
- 過去に事故はあるが、発生率は低い
- 高所が苦手な人にとっては精神的ハードル大
- 乗らなくても楽しめる要素は十分にある
旅行は自分に合った楽しみ方でいいと思います。私は地上から気球を見上げるだけで十分思い出になりました。高いところが苦手な人でもカッパドキアは楽しめるので、ぜひいろいろな楽しみを発見してみてくださいね。